長谷川式認知症スケールをやってみた(2023年7月10日)
7月になり、2ヶ月ぶりに帰省することになりました。そして、その際、母親に対して長谷川式認知症スケール(長谷川式簡易知能評価スケール)をやってみることにしました。有名な認知症の検査です。
「認知症ねっと」さんに掲載されているものです。サイト運営者の方に感謝です。
もちろん、正確な検査は専門家が行うものですが、とりあえず、どの程度のレベルまで認知が進んでいるのか、大まかに掴むためにテストしてみました。母親が警戒しないように、「ちょっと頭の体操みたいなクイズでもしてみようか!」という軽いノリで持ちかけてみたところ、母親、ノッてきてくれました。
Q1:あなたの歳はいくつですか?
A:88か89(ただし昨日、年齢の話をしたばかり。覚えていたのでしょうか?普段は答えられないのですが)
2年以内の誤差は正解ということで今回は正解です。
得点:1
Q2:今日は何年の何月何日ですか?何曜日ですか?。
A2:平成5年の7月5日か6日、木曜日
実際は令和5年7月10日月曜日です。年・月・日・曜日が正解でそれぞれ1点ずつの計算ですから。月だけ正解。
得点:1
Q3:私たちが今いるところはどこですか?
A3:家
正解です。しかも自発的に答えることができました。
得点:2
Q4:これから言う3つの言葉を言ってみてください。あとの設問でまた聞きますのでよく覚えておいてください。
a)桜 b)猫 c)電車
Q5:100から7を順番に引いてください。a) 100―7は? b) それから7を引くと? (aに正解のときのみbも行う)
買い物もしっかりとできるくらいですから、数字の計算は衰えていません。
得点:2
Q6:これから言う数字を逆から言ってください。a) 6―8―2b) 3―5―2―9 (aに正解のときのみbも行う)
こちらもきちんと言えました。
得点:2
Q7:先ほど覚えてもらった言葉(問4の3つの言葉)をもう一度言ってみてください。
A7:桜
1の桜のみ答えられましたが、これは「植物かなにかなかった?」とヒントで答えることができたので、得点は1点です。
得点:1
Q8:これから5つの品物を見せます。それを隠しますので何があったか言って下さい。
(1つずつ名前を言いながら並べ覚えさせるて次に隠します)
時計、くし、はさみ、スプーン、ペン
A8:答えられたものはなかった
得点:0
Q9:知っている野菜の名前をできるだけ多く言ってください。
(答えた野菜の名前を記入する。途中で詰まり、約10秒待ってもでない場合にはそこで打ち切る)
A9:大根、かぼちゃ、きゅうり、白菜、ねぎ
6個以上が得点になるので、得点はなし
得点:0
以上、合計9点
中等度~やや高度の認知障害ということのようです。ただ、最初に尋ねた日時を再度尋ねてみると、今度は全くだめでした。すると、合計は8点。さらに翌月になって再び尋ねたところQ1~Q3が全滅。そうなると、得点は5点ということになり、高度の認知症となります。
簡単な検査ですが、こうしてみると母親の認知症、数字の計算や判断力など、まだまだしっかりしている部分はあっても、思いのほか進んでいる可能性があります。
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