真夏のこたつ事件(2023年7月11日)

2023年9月3日



7月の帰省、実はいくつかミッションがあったのですが、それを一瞬忘れそうな衝撃的な事件に遭遇します。

到着は午後、そして、道中買ってきた駅弁で(母は昔から駅弁が大好物!)夕食。そして、その後は「おやすみなさい!」と告げて、2階にある自分の部屋に向かい、旅の疲れか、早く眠りに就きます。

午前5時。トイレで目が覚め、1階のトイレから出てきたところ、奥の母親が寝ている部屋から物音がします。

なんだろう……。

そっとのぞき込むと母親が上半身はだかで立っており、一生懸命タオルで汗をぬぐっている様子。

驚かさないように、遠くから「お母さん、起きたの?」と声をかけると母親、「うん。寝てたらものすごく暑くて大汗かいたのよ」との答が。少し時間をおいて、母の部屋に入ってみると……。

あれ?昨日はこの部屋に入らなかったから気付かなかったけど、こたつがある。

え?

そしてこたつから出ている電源コードをみると……、コンセントに……、さしてある!!

まさか……と、こたつに手を入れてみると……暖かい!

今は7月。しかも今年は猛暑で7月上旬にすでに30度を超える毎日。

さらに、こたつの布団の横には枕。

びっくりして母親に思わず問いかけます。

「もしかして、こたつで寝たの?」

答は、まさかの「そうよ!」

母によると、このところ毎日こたつで寝ているというのです。お布団を出すのが面倒だというのですが……。

それにしてもこの季節にこたつはないでしょ?

「お母さん、いま何月だと思っているの?」

「12月かな。あれ?10月くらい?」

なぁるほど!典型的な時間の見当識障害ですね。それに、気温についても体感としてわからなくなっているのでしょうか。

でも、これでは熱中症で大変なことになりかねません。

すぐに母親に今は真夏だということを説明し、こたつの布団をとりあえずはがし、こたつで寝ないようにとお願いをしてみました。

さて、果たして、これでちゃんと言うことを聞いてくれるのか。

とりあえず、翌日チェックしてみると、こたつを元に戻すことはせず、毛布を敷いて寝てくれていたようで、一安心しました。

今回の滞在中は念のため、毎日チェックすることにします。

それにしても、今回帰省して気付いたから良かったけれど、これでもし、帰省していなければどうなっていたか……。熱帯夜の日もあり、それを考えると血の気が引く思いがしました。