定期預金を全部解約して普通預金に入れておいた(2023年5月17日)

2023年9月3日



認知症の疑いのある母親の生活。特にお金に関する問題はとても重要です。

今はまだ自分で銀行や郵便局に出かけ、定期的に自分の必要なお金を引き出して使っているので安心なのですが、将来的にこれが出来なくなる可能性があります。

まずはどこにどんなお金があるのか、母親の資産を把握しておく必要があります。

そこで、前回の帰省の際に片っ端から調べたのですが、母親自身がほとんど記憶しておらず、方々を探してみたところ、郵貯と銀行に定期預金が複数あることに気付きます。

母親は「そんなのあったっけ?」と忘れている様子。

昨今ニュースで話題になったようにもしかして「消え」ていないか心配なのですが、とりあえず、証書を見てみると現在も有効のよう。

これ、このままではマズいかも……。

そうなんです。認知が進めば定期預金の解約などはできなくなり、凍結ということになる場合があります。

また、将来介護施設への入居など、一時的金などでまとまったお金が必要な場合、定期預金を解約して……というのは、面倒ですし、なにより、その時点で認知症が進んでいれば解約手続きができない!ということもあり得ます。

そこで、まず今の段階で定期預金をすべて解約して普通預金に集中するようにというのが今回のミッションとなります。

もちろん、その分、リスクはあります。普通預金にしてしまえば、カードがあれば、全部引き出せちゃう。「オレオレ詐欺」などでの危険性が高まります。とはいえ、きわめて用心深く人見知りの母なので、その心配よりも、凍結リスクの方が深刻だとふみ、ある日、母親とともに郵便局と銀行に行き、すべての定期を解約しました。

幸い母はまだ判断力もありますし、きちんと自分の住所、生年月日も書けるという段階なので、無事に一連の手続きも終了。

とりあえずはホッとしました。

ただ、一つ、課題があります。

母親、通帳はいつも一つのバッグに入れて出歩きます。しかも通帳の印鑑も一緒。これはキャッシュカードの暗証番号を忘れたときのためのようですが、きわめて危険。ひったくりに遭えば、もうそれだけで自分の全貯金を失う可能性があるのですから。しかも、今回定期預金を普通口座に移したことで、その場合の被害は大きなものになってしまいます。

これを今後どうするのか……。悩ましいポイントです。

注意:
お金に関する問題はとてもデリケートです。財産に絡んだことは身内であってもトラブルになりやすいテーマです。私の場合、妹がいますので、妹と緊密に連絡をとりあって、すべて二人納得の上で行いました。

日記定期,解約,預金

Posted by kaigo