認知症が疑われ、さらに重要度を増した実家をビデオ通話でつなぐためのシステム ~ Echo Show 5 の活用(2023年3月1日)
私が住む東京と実家、距離にして1000キロ以上あり、頻繁に帰省することが難しいということから、ビデオ通話を導入しています。
以下のセットを揃えています
1.Echo Show 5 (ビデオカメラ付きのスマートスピーカー)
2.ホームルーター(NEC PA-HT100LN)
3.データ通信SIM(OCNモバイルONE)
以上です。
Echo Show 5というのはアマゾンの提供しているサービスで、いわゆるスマートスピーカーにカメラと液晶画面がついた装置です。
この端末は2つあれば、それ同士で。あるいはスマホのアプリからでもビデオ通話(通話料は無料です)が出来るという大変便利な装置です。
「アレクサ、**をして!」というアレです!
これは便利!ということで早くから導入していました。
そして、もともと実家ではインターネット環境としてADSLを通しており、それなりに快適に運用できていたんです。
ところが、先月、このADSLが終了となることとなり、その代替として何が良いかを考えました。
最終的に候補に残ったのは、2と3のセットです。当初は光回線を導入することも考えたのですが、一戸建てのため月額料金がプロバイダー料も含めると5千円を超えてしまいます。母親はネットを自分では全く使いません。そうなると、この料金では勿体ない!
今、Echo Show 5でのビデオ通話は1回10分程度。それが週に1~2回。
となると、一月に通信容量は5Gでもあれば十分と踏みました。足りなければ追加すれば良いですし……。
そこで、上記のセットを考えたわけです。
昨今は格安のデータ通信サービスが沢山でてきています。いわゆるMVNOと呼ばれたりもしますが、月額1000円以下のものも。
私の場合、もともと携帯のサブとして、このMVNOの一つ「OCNモバイルONE」というサービスに入っています。サブですから、殆ど使っていません。こちら、容量シェアというサービスがあり、一つの契約でSIMカードを複数発行できるんです。しかも追加手数料は無料。ですから、これを利用してデータ用のSIMを1枚追加発行し、それをホームルーターに差し込めば実家でも今までと同じようにEcho Show 5のビデオ通話が利用出来る!
インターネットのアクセスポイントであるホームルーターも比較的安価です。
初期の導入コストはホームルーターの購入に1万円ほどかかりますが、その後はデータ利用料として6GBのプランですと、月額1000円程度ですみますので、圧倒的にオトクです。ちなみにOCNモバイルONEはNTT系の子会社であり、NTTの回線を使いますから、私の実家のような山間部の小さな町でも利用出来ます。
参考にさせていただいたのは「たんてったん」さんのブログです。
https://tantettan.com/2085/
とても詳しく書かれており大変参考になりました。「たんてったん」さん、ありがとうございます!
ということで、ADSLがサービス終了する前に、この通信環境を整備しておきました。
便利なのは「呼びかけ」という機能があり、強制的にこちらから実家の様子を映し出して母親の安否を確認できる点。実はこの機能は以前は使っていなかったのですが、いよいよ認知症が進んで来たと考えられる状態となってからは、きちんとご飯を食べているのか、どう過ごしているのかということを観察するのに、とても重宝しています。
(追記:OCNモバイルONEは2023年8月現在、新規の加入を中止していますので、他の同じような格安SIMを利用されると良いと思います。例えば、IIJmioのデータeSIMプランでしたら、月額が5GBで660円、10GBで1,100円(税込)です。ただ、その際、設置場所の電波が入りやすいキャリアを使ったサービスを選ばれることをオススメします。ちちなみに我が実家はSoftbank系とAU系は電波状況が悪く、docomo系でないとダメだという条件があり、その結果、OCNモバイONEやIIJmioとなったという経緯があります)
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