アマゾン(Amazon)の荷物を受け取り拒否した事件(2022年10月19日)

2023年9月3日



実家の周辺は商店がなく、日常の買い物は10キロ先の町にあるスーパーでしています。車の運転はできない母親ですからバスに乗っての買い物。これが結構大変な重労働。そこで、時折、保存の利く食べ物を東京から送っています。

ある日、フリーズドライの味噌汁セットをアマゾンで購入して送ります。今までも何度か送っており、母親も喜んでくれていました。

送った日、電話をして「2~3日中に届くからね」と話しておきます。「悪いねぇ……」と言いながらも嬉しそうな声が聞こえてホッとします。

さて、その後、数日しても「届いた」という電話がなく、こちらから電話してみます。すると、「何か変な荷物が知らない人から届いたので、断ったよ」とのこと。なんと宅配便の受け取りを拒否していたことがわかりました。

思い当たる節はあります。アマゾン、差出人に自分が登録したハンドルネームになっていたのです。しかし、今まで、何度かアマゾンを利用して、母親に色々な物を送っていて、それで受け取っていたので、まさかそれが原因で受け取り拒否になるなんてことはあるまいと思っていました。

すぐに担当してくださった運送会社に電話をしてみると、地元の警察署に連絡していて、対応を検討していると聞いてびっくり!

どうも不審物扱いになっていたようです。すぐに事情を話し、再配達をしてもらうことにしました。

母親には再度電話をして「名前が違うけど自分だから必ず受け取ってね!」と話します。

それでも不安になり、今度はメールで「明日の朝に荷物が……」と送っておきます。

1時間後、電話がありました。「荷物はあんたに送り返してもらうことになっていたの?もう、そっちに届いた?」と、電話が。あれ?理解していないぞ。

再び事情を繰り返して説明しているのですが、やはり不安げ。

その後、何度か、説明の電話をして、ようやく、翌日受け取ってくれたようでした。

荷物の受け取り一つをとっても色々と今までにない反応が起こり始めていると言うことは、日常生活にも色々と支障が出てきていることが容易に想像できます。

これは大変だなぁ……と、こちらも落ち込む一件でした。

もう一つ、荷物に関しては、自分が送ったはずの荷物が行方不明になるという事件が後日発生します。

11月に帰省をすることになったので、事前に自分が使うシャンプーや石鹸などを購入。やはりアマゾンで送ったのです。いつものように、届け先を実家の住所で、そして、母親の名前にしてあったのです。いや、以前はこの状態で別に問題はなかったのですが……。

数日後、「荷物届いた?」と尋ねると「いや、何も」との答え。またもや拒否したのかと焦りますが、アマゾンの履歴を見ると配達済みとなっています。

「シャンプーと石鹸が届いているはずだよ」と言うのですが「届いていない」の一点張り。

結局、11月、帰省した際に探してみたのですが、ありません。

うーん。ミステリーだ。

その後、再度帰省したとき、母親の部屋の片隅に、送ったはずの石鹸とシャンプーがさりげなく置かれていたのを発見。やはり届いていたようです。母親は自分宛の名前であることから、自分が注文したのかと思い込み、そのまま自分の部屋に置いたものと思われます。

そこで教訓が2つ。

・アマゾンなどで送る際、差出人として自分の名前が記されておくようにすること。

・実家に帰るときの自分の荷物をあらかじめ送りたいときには、宛先の名前は自分にしておくこと。

ところが、この半年後、これらのルールを守っても荷物ではトラブルが起きるようになっていきますが、その話は改めて。

日々、記憶が保持できず、それまであたりまえにしていたことが出来なくなっている。認知症の深刻さを思い知った出来事でした。

日記宅配便,認知症

Posted by kaigo