良かれと思ってしたことがコントのようになった話 ~ Echo Showに関して

良かれと思って付けたテプラですが……
症状が進行していく認知症の介護に携わる方には「あるある」の話かもしれませんが。(^^;)
数年前、母とアレクサ(Echo Show)でビデオ通話を始めて数年後、認知症の初期のためか、色々と覚える事ができなくなります。通話を終わらせるのに「アレクサ、終了」という言葉が言えるようにその文字を実家のアレクサの画面下にテプラで貼りました。アレクサという名前を覚えられないのです。それを読み上げさせて、毎回終了していたのですが……。
しかし、やがて、ビデオ通話をこちらからかけても、出る方法がわからなくなるようになりました。認知症が進んできたようです。
そこで、ビデオ通話機能はあきらめて、こちらから強制的につなぐ「呼びかけ」機能にシフト。それで、母親と会話をしていました。
が、さらに認知症が進み、困ったことになってしまったのです。
その日、いつものように「呼びかけ」でつないだ母親。
自分:「お母さん、元気?今日は変わったことがあった?」
母親:「へぇ、誰かね」
自分:「息子だよ」
母親:「ああ、あんたかいな。誰かと思った。今日は男前だからわからなかった」
こういう言い訳やとりつくろいだけは天下一品です。これも認知症あるある……。ところが、次にこんな言葉が
母親:「あれ?何か字が書いてある。何だろう?」
アレクサをのぞき込む母。視線は下に。嫌な予感が。
母親:「なんだろうかなぁ……。アレクサ、終了って書いてあるよ」
自分:「あ、ダメダメ!」とこちらが焦って呼びかけた瞬間、通話が切れました。
アレクサ、コマンドを出されたと思ったようです。まぁ、優秀さゆえですが……。
再び呼びかけをしてみます。
母親、今話したことも覚えていない様子で出てきます。
母親:「あれ?あんた、何か用かね」
自分:「うん、今日はお母さんに一つ聞きたいことがあってね」
母親:「何?」
再び画面をのぞき込む母。再び嫌な予感が。
母親:「あれ?文字がかいてあるよ。アレクサ、終了。これ何?」
瞬間、画面が暗くなり通話終了。
この日、まるでコントのように何度も繰り返す同じ作業に、さすがに疲れ、この日の通話は諦めました。
次の帰省ですみやかにテプラを剥がすことにしましょう。
それにしても、進行する病との戦いというのは、こうしたよかれと思ったことが逆に障害になることもあるのですね。
トホホな体験でした。
直後、LINEで顛末を話した妹は大変さをねぎらってくれましたが、同時に「ごめん、笑ってしまった」とのこと。まぁ、笑い話にもなる一件でした。
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