実家のトイレがまさかあふれ出すなんて!

2025年1月25日



 

この話題、食事中の方はできれば食事が終わってから見て下さいね。(-_-;)

父が亡くなり、母が一人暮らしを初めて15年以上が経ちます。そして認知症が発覚して2年半。

周囲の助けもあり、どうにかやってきているのですが、まさかの出来事が発生しました。

実家のトイレ、くみ取り式です。ですから、定期的にくみ取りが必要。一人暮らしの母ですから、そんなに頻繁にくみ取りは必要ありませんが、2年前までは2~3カ月に一度程度はくみ取りをしてもらっていたようです。が、認知症が始まり、自分でくみとりの連絡をするということができなくなってきます。そこで、東京に住む私がカレンダーに印をつけて、2~3カ月ごとに業者さんに連絡し、くみ取りをしてもらうということをしていました。

先日、前回のくみとりから2カ月。カレンダーの印を見て、業者さんに電話をかけます。すると、いつもは翌週には来てくださるのですが、人不足のおり、1~2週間ほど遅れるとのこと。今までの経験から3カ月でも大丈夫なので「いいですよ!」と遅れを承諾します。

ところが、その翌々日、ケアマネさんから驚きの連絡が!

「トイレ、くみ取りが必要なようです。もう、あふれる直前です!」

おやおや!お母さん、オシッコが頻繁になったのかな?きつねにつままれたのですが……。

ケアマネさんがくみとりの業者さんにヘルパーさんを通して連絡してくださり、緊急事態ということで2~3日中に来てくださることになったのですが……、その翌日、再びケアマネさんから連絡が。

「溢れて廊下に流れ出しました!」とのこと!ヘルパーさんがとりあえず掃除をして下さったようです。お忙しいにもかかわらず、まるで実況中継のように連絡くださったケアマネさんにはひたすら感謝です。が、同時にこれにはびっくりです。

すぐに業者さんに連絡をとり、すぐに来てくださるように手配。そして、母は緊急避難的にホームへ外泊に。

でも、なぜ???

1匹ではなく10匹くらいのきつねに同時につままれたような驚きです。

そして、ケアマネさんからの次の連絡で納得します。

くみとり槽から溢れ出たトイレ、なにやら沢山の浮遊物があったとのこと。

それを検分するのは誰もやりたくない大変な作業だと思うのですが、ヘルパーさん、やって下さったようです。ここでもひたすら感謝!!!

どうやら引きちぎられた吸水パンツの部分のよう。

母、昨年よりトイレの失敗が増えました。尿を漏らしてしまうのです。最初はたまぁの失敗だったのが、いつのまにか、トイレに行くたびに失敗を。そして、最後はほぼパーフェクトに失敗。見事な失敗ぶりに賞状とトロフィーでも差し出したいものですが。(-_-;)

そこで、ケアマネさんと相談し、母には吸水パンツを使ってもらうことになりました。しかし、そこで問題が……。

母はそのパンツが使い捨てだと言うことを何度説明しても理解できないのです。なにせ、戦後のモノのない時代を生き抜いた人ですから。ものを「捨ててはいけない」という信条は認知症になっても生きています。

結果、濡れたパンツの濡れた部分だけをちぎって、ポケットに入れ、破れたパンツをはき続けるようになりました。当然、パンツはその後、用をなさず、再び失敗。ズボンを濡らします。

ヘルパーさんが毎朝来られるたびに破れたパンツを履き替えさせて下さるのですが、オシッコは日に数回。ということで、なかなか悩ましい問題です。

いつのまにかポケットやバッグにちぎった吸水パンツの部分がたまり、あちこちから異様な匂いが。それを帰省時に捨てる我々。それを見て、まずいと気付いたのか……。やがてトイレに流すということを本人は思いついたようです。流し始めたら、あっというまに、トイレの酌み取り槽が一杯になり、あふれ出したということのようです。

いやはや!

ヘルパーさんにも大変な迷惑をおかけしてしまいました。

くみとりの業者さんに連絡し、今後は定期的に毎月くみ取りをしていただくことに。

様々な予期せぬ事が起きるものだとあらためて遠距離介護の難しさを感じました。

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